イタリアングレーハウンドの飼い方 性格 病気などの注意点(Q&A)

イタリアングレーハウンドの起源

日本では「イタグレ」と短く呼ばれているイタリアングレーハウンドは、犬種としての歴史は古く、古代エジプトにいた小型のグレーハウンドが祖先であると考えられています。祖先であるグレーハウンドは、古代エジプト時代の壁画に描かれています。

グレーハウンドを小型化したイタリアングレーハウンドは、かつては猟犬としても活躍しましたが、愛玩犬としても人気があり、エジプトから地中海を回ってトルコ、ギリシャに入り、紀元前5世紀ころイタリアにわたって、上流階級のペットとして飼育されてきました。
そして、16~17世紀ごろには南ヨーロッパ一帯に広がり、各国で王室や貴族たちには大変愛された魅力のある犬です。

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イタリアングレーハウンドの特徴

イタリアングレーハウンドは、まずスラリとした長い足としなやかなプロポーションが特徴的です。
走る時は、グレーハウンド譲りのスタイルで両手両足を揃えて飛ぶように走ります。
耳の形は、前ではなく横に垂れる形か立ち耳です。

活発で走ることが非常に好きでスタミナもありますが、暑さ寒さに弱いため日本の厳しい気候で飼うには注意が必要です。
標準のサイズは体高32~38cm、体重は3kg~5kgです。

イタリアングレーハウンドは短毛で、フォーン、レッド、グレー、明るい灰色、クリーム、ホワイト、ブラックなど豊富な毛色があり、白のマーキングが入ります。

イタリアングレーハウンドの飼い方

イタリアングレーハウンドは短毛で抜け毛が少なく手入れはしやすいものの、寒さには特に弱いため冬場は衣類を着用させるなど寒さ対策が必要です。

特に寒い時期や酷暑の時期は、散歩は控えて、室内で遊ばせましょう。


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イタリアングレーハウンドは明るく大変おだやかですので、しつけはそれほど難しくはありません。子供や他犬、小動物とも仲よくできますが、辛抱強さのあまりストレスを内面にためてしまうことで、病気の原因になることがあります。

イタリアングレーハウンドの性格

飼い主に対して深い愛情を寄せ、明るい性格で家族を和ませてくれます。
また、繊細で感受性が強く、気性は穏やかで優しい性格ですが、ストレスをためやすい面があります。
攻撃はしない代わりに、相手と距離を置き、逃走するという方法で身を守ります。

イタリアングレーハウンドがかかりやすい病気

イタリアングレーハウンドに起きやすいのが、骨折です。体重が軽く跳躍力があるものの骨は細く、ベンチくらいの高い所から飛び降りて骨折ということもあるようです。
若いうちからしっかり走らせて、骨を守る筋肉をつけてあげましょう。

イタリアングレーハウンドの子犬の価格

子犬の平均価格は約20万円位です。
※一般的に子犬の価格は犬種スタンダードに近いかどうか、血統、顔、毛色、体の大きさ、月齢などの要因で決まります。

イタリアングレーハウンドの概要(Q&A)

    • 体重:3㎏~5㎏
    • 原産国:イタリア
    • かかりやすい病気:骨折、ひざの病気など
    • 寒さ強い?:非常に弱い
    • 運動量:1日2回の散歩で十分に運動させることが必要(個体による)
    • 毛の手入れは?:短毛のため簡単
    • 初めて犬を飼う人向き?:温度管理が難しい 骨折しやすいなど健康管理全般が難しいです
    • 留守がちな人向き?:長時間の留守番はやや苦手です
    • 高齢者や子供がいる家庭向き?:ストレスがたまりやすい性格ですので、向いているとは言えません
    • マンションでの室内飼い向き?:無駄吠えをすることがありますので、集合住宅で飼う場合は、しつける必要があります
    • 平均寿命:13~15歳
    • 飼い主によくなつく?:よくなつきます
    • しつけはしやすい?:比較的しつけはしやすい


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