可愛がっていた愛犬を様々な理由で捨ててしまう飼い主は少なくないようです。
犬が捨てられてしまう事情は様々ですが、その多くが人間の勝手な都合によるものです。
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犬が捨てられる理由
●飼い主の都合
- 世話ができない
- 飼主の死去
- 日常生活に支障をきたしている
- 飼主の老齢化
- 忙しくて面倒見切れない
- 世話をする人がいない
●犬の状態
- 狂暴で手に負えない
- 咬み癖がある
- 1日中吠えている
- たくさん産まれたため
など様々です。
捨てられた犬は大好きな飼い主に裏切られて捨てられてしまうと、路頭に迷うことになるのです。
捨てられた犬の運命を象徴した痛ましいニュース
忠実な犬を裏切る飼い主は残念ながらあとを絶たないが、このほど南米コロンビアのある空港に捨てられ、ひたすら飼い主に迎えに来てもらうことを信じ待ち続けていた犬がついに息絶えてしまった。英メディア『The Sun』『Metro』などが伝えている。
コロンビアのブカラマンガにあるパロネグロ国際空港(BGA)で、空港職員や搭乗客らは1か月以上も前からある1匹の犬の姿を見かけるようになった。犬はどうやら飼い主に置き去りにされてしまったようで、空港職員らは飼い主を待ち続けている様子のこのメス犬を、旅する雲を意味する「Nube Viajera」と名付け、餌を与えたりして世話するようになった。
しかし犬はほとんど餌を口にしなくなり、ついには全く食べなくなった。職員らはコロンビア動物保護財団の獣医を呼び、獣医は犬に栄養剤の入った点滴注射を試みたものの、体調を悪化させた犬は息絶えてしまった。
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獣医は「きっと旅行者に捨てられたのでしょう。1か月以上も空港にいて、誰かを探すような仕草をしていたようですが、飼い主を見つけようとしていたのでしょう。ですがこの犬にとっては捨てられたショックは大きく、餌を食べる気力も奪われ深い悲しみと失望が生きる力を失わせてしまったのだと思います」と話した。(TechinsightJapan)
空港に置き去りにされた理由はわかりませんが、この犬は結局のところ、大好きな飼い主に裏切られ、捨てられてしまったのです。
捨てられた犬はどうなる?
この犬は最終的には空港で亡くなってしまったのですが、通常日本では捨てられた犬はどこに行くのでしょうか?
捨てられた犬は、通常保健所や動物愛護センターなどに収容され、数日間新たな飼い主が名乗り出てくれるのを待つための保護期間を過ごします。
保護期間中に幸運にも新たな飼い主が現れるケースや、里親探しを行うボランティア団体が引き取るケースもありますが、多くの場合、誰にも引き取られないまま保護期間を超過し、殺処分によってこの世を去ってしまうのです。
まとめ
以上のように、犬は飼い主に捨てられると一部のラッキーなケースを除いて、残念な結果になることが多いようです。
ただ、可愛いからというだけの理由で犬を飼ったりすると、様々な理由で後々犬を飼うことが難しくなるケースが少なくないようです。
犬を飼おうとするときは、その犬を最後まで面倒を見れるか?日常生活においてきちんと世話ができるのか?よ~く考えてから飼いましょう。
犬が幸福になるのも不幸になるのも飼い主次第ですから…。
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