肩が痛くなるという経験をされた方は少なくないと思います。
今回は、特に肩が痛くなるような事をしていないにもかかわらず、突然肩が痛くなった経験をご紹介させていただきます。
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肩痛はある日突然やってきました
まず、前後に腕を振ると右肩が痛くなり始めたのですが、この時は自然治癒を期待して特に何もせずしばらく様子をみることにしました。
しかし、自然治癒の期待とは裏腹に痛みは日増しに強くなり、夜寝ている時も右肩がズキズキと痛むようになり、痛みでなかなか寝付けないようになってしまったのです。
その後、さらに痛みが増し、服を着たり脱いだりする動作の他、字を書いたり、手を洗ったりするといった動作ができなくなり、日常生活にも支障が出始めたため、重い腰をあげ近所の整形外科で診てもらうことにしました。
もし、五十肩だったら、痛みは半年から1年以上年続くようですし・・・。
石灰が痛みの原因
病院ではまず、医師の問診を受け、その後尿検査と右肩のレントゲンを撮ります。
レントゲン写真をみると肩に骨とは違う白いものがはっきり写っています。医師からは「肩に石灰がありますね」ということで、医師の診断は『石灰沈着性腱板炎』でした。
この肩の石灰化は原因はいまだはっきりしていません。
腱板が部分的に壊死した結果だとか、カルシウムイオンの透過性亢進だとか、リン酸との関連となど説はいろいろありますが、はっきりしていないようです。
この症状は男性より女性に多く、40–50歳代に多いようです。
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肩の石灰化の激痛は石灰が溶けるとき
この症状で激痛になっているときは、石灰ができあがったときではなく、多くの場合はもともとあった石灰が吸収され、小さくなり、消失しようとする時に反応が起こっているようです。
これは、石灰は身体にとっては異物ですから、異物を体が排除しようとしている時に炎症を起こして、その炎症反応がとても強いので痛みが激痛になると考えられています。
肩の石灰化に対する注射治療
この肩の石灰化で痛みが激痛になると、何でも構わないから早く痛みを取ってほしいと思うものです。
今回の治療法は注射です。
この注射、石灰の周囲に炎症が起こっている箇所に炎症を抑える薬を注入する注射です。
この注射は1週間に1回5週間まで接種できるとのことですが、痛みが続く場合は間隔を空ければさらに接種できるとのことです。
治療の翌日は注射のおかげで、痛みが少し軽くなり、肩もそこそこ動くようになりましたので、腕をつかう動作ができるようになりました。
痛みは完全に無くなったわけではないので、1週間後、再度注射をし、今回の治療は修了です。また、痛くなったら来てくださいと言われましたが・・・
まとめ
今回は激痛を注射で抑えることができましたが、腕の動かし方によっては多少痛みがありますが、病院で治療してもらって良かったと、つくずく思います。
しかし、石灰が残ってしまい、痛みが残る場合は手術も考える必要があるようです。
肩に痛みが出る症状の原因は様々です。肩が痛くなったら、まず病院へ行き原因を突き止め適切な治療を行いましょう!
※注射をして半年たちましたが、経過は良好で、ボールをおもいっきり投げることができるようになりました。
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