麻薬探知犬・検疫探知犬・地雷探知犬などの探知犬の優れた能力をご紹介!

優れた嗅覚で危険を察知する

探知犬には麻薬探知犬、検疫探知犬、地雷探知犬などがいますが、犯罪防止や人命救助のため、空港や港、そして紛争地帯でも犬たちは活躍しています。今回は探知犬の仕事をご紹介します。

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麻薬探知犬

麻薬探知犬は、増大する麻薬類の密輸入を防止する目的で導入されたもので、日本では昭和54年6月に税関が麻薬探知犬2頭を導入しました。

現在では全国の空港や主要な港の税関に約130頭の麻薬探知犬が配備されています。

麻薬探知犬は、全国の税関で入国者の手荷物の他、外国郵便物等の輸入検査業務で活躍しており、大量の覚せい剤、大麻等の不正薬物の摘発に貢献しています。

麻薬探知犬の麻薬の探し方は、ハンドラーと一緒に対象の荷物の周りを歩きます。そして荷物の臭いを嗅ぎまわり、荷物の中に麻薬類の臭いがするとその場に座ってハンドラーに知らせます。

麻薬探知犬の適正

麻薬探知犬になるには、適性が必要で次のような犬が向くと言われています。

(1) 動くものに対して興味を示す。
(2) 物を投げると、くわえて持ってくる。
(3) 持ち帰ったものに対する独占欲が強い。
(4) 人見知りをしない。
(5) 行動が活発で、生き生きとしている。
(6) どんな場所でも恐れない。
(7) 人に対して攻撃的でない。

我が家のレオたんは(6)のどんな場所でも恐れない 以外はクリアです。

麻薬探知犬の犬種

現在、麻薬探知犬として働いている犬の種類は、ジャーマン・シェパード、ラブラドール・リトリバーの2種類です。

検疫探知犬

検疫探知犬は実際にご覧になった方もいらっしゃるかと思います。


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検疫探知犬は空港などで手荷物の中から動物検疫や植物検疫の検査を必要とする肉製品、果物などを発見するのが主な仕事ですが、鳥インフルエンザや口蹄疫といった家畜の伝染病が日本へ侵入することを防ぐという重要な役割も担っています。

また、海外から到着した方々に、身近で働く検疫探知犬をご覧いただくことで、動物検疫の存在を知っていただくことも大切な役割のひとつになっています。

日本では平成17年12月に成田国際空港に2頭の検疫探知犬が導入され、その後、関西国際空港、東京国際空港(羽田空港)、福岡空港、中部国際空港、新千歳空港、那覇空港、川崎東郵便局に導入され、現在26頭が活動しています。

検疫探知犬の犬種

現在、麻薬探知犬として働いている犬の種類は、ビーグル、ラブラドール・リトリバーの2種類です。

以上のように検疫探知犬や麻薬探知犬は人やものが多く行き交う空港で、集中力を途切れさせることなく働き、不法な物が入ってくるのを、水際で防ぎます。

地雷探知犬

火薬やプラスチックなどの臭いをかぎ分けるように訓練され、地雷や不発弾の臭いを発見するとその場で座って知らせます。

地雷探知犬の任務は極めて過酷で、活動地域も灼熱の砂漠から極寒の地まで様々です。地雷探知という過酷な任務で体調を崩す犬も多いとのことです。

地雷を探知するのに金属探知機があれば、犬を使わなくてもと思うかもしれませんが、鉄成分が使用されていない金属探知機では捜索できない爆発物も存在するのです。そのため犬の嗅覚で火薬の臭いを感知して捜索するしか、今のところ方法がないのです。

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