部屋の中を素早く動く黒い影!世の中で最も嫌われている昆虫 その名は「ゴキブリ」!
ゴキブリは世界に約4000種生息していて、日本にはそのうち51種類が生息しているといわれています。その中で特に害虫として問題なのはチャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモゴキブリの4種です。
自宅にどの種類のゴキブリがいても気持ち悪いものですよね。「ゴキブリよ 家から消えろ!」という思いから、今回は「家にゴキブリが出る理由と対策」についてまとめてみました。
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目次
ゴキブリが好きなものと嫌いなもの
まず、ゴキブリが何故、家の中にいるかというと、家の中にはゴキブリが大好きなものが沢山あるんですね。
ゴキブリが出ない家にするには、ゴキブリ好きなものと嫌いなものが、あらかじめわかっていると対処しやすいですよ。
そこで、ゴキブリが好きなものと嫌いなものをピックアップしてみました。
ゴキブリの好物(好きな匂い)
まず、ゴキブリの好物(好きな匂い)とされるものです。これらはゴキブリを引き寄せてしまう根源です。
- たまねぎ
- ニンニク
- ニラ
- じゃがいも
- 油
- 砂糖
- 干しエビ、煮干しなどの乾物
- アンモニア臭
- 腐敗臭
その他、台所に置いてある調味料類も、ゴキブリは大好きです。
例えば醤油の小瓶を使ったあとそのまま置いておくと、注ぎ口などについた醤油を夜中に誰も見ていないところで、ゴキブリが舐めにくることがあります。
調味料も密閉可能な容器にしまっておかないとゴキブリは舐めにやってくるのです。
また、人間には食べ物ではなくても、ゴキブリが食べてしまうものとして、石鹸があります。
石鹸は浴室や洗面所などに使った後、出しっぱなしになっていることが多いので、使わないときには面倒でもそのつど蓋つきのケースに入れておいたほうが安全です。
その他、ゴキブリは水を好む性質があるので、キッチン周りや洗った食器などは布巾などで水気を拭き取り乾燥した状態を保つことが大切です。
ちなみに我が家では食洗機の中でゴキブリを発見したことがありますので、なるべく水気は残さないようにしましょう。
ゴキブリが嫌うもの(嫌いな臭い)
- レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の香り
- 刺激のあるハーブの匂い(ミント、ハッカ、レモングラス、セロリ、クミン、キャラウェイ等)
- アルコール
- 食器用洗剤
以上がゴキブリが嫌うものですが、実際にゴキブリの嫌いなものや環境を揃えることで、ゴキブリの出現を予防したり遠ざける事は可能ですが、この手法だけで完全に駆除が出来るものではないようです。
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ゴキブリが外から新たに侵入してこないようにする
ゴキブリが侵入してくる場所
①窓(網戸とサッシの隙間)
ゴキブリは開けられた窓から堂々と家の中に侵入してきますが、網戸とサッシの間に微妙に隙間が開いていることがあり、この部分からの侵入も多いようです。
対策としては、隙間テープを網戸がサッシと接する側面に貼り、隙間を埋めて密着すると効果的です。
②ドア(通風口)
ドアには通風口がついていることがありますので、網目の細かいフィルターなどを貼るようにしましょう。
③ドアポスト
できればネットなどでふさいでしまえばよいのですが、無料であれば新聞などがはさんである時間を極力短くすることです。
④換気扇
換気扇には必ずフィルターを取り付けましょう。
⑤通風口
ネットを取り付けましょう。
⑥エアコンのホース
エアコンの排水ホースの出口には、フィルターをとりつけましょう
⑦風呂の排水口
専用の排水口用ネットがありますから、ゴキブリが通れないようにふさいでしまいましょう。
⑧シンクの排水口
専用の排水口用ネットがありますから、ゴキブリが通れないようにふさいでしまいましょう。
⑨エアコンなどのホースを通す壁の穴(ホースと壁の穴の隙間)
この壁の穴は、どんなホースでも通しやすいよう、ホースの直径よりも少し大きめに開いていますので、隙間ができます。この隙間がゴキブリの侵入口になってしまいます。隙間はパテなどで埋めるようにしましょう。
⑩排水管を通す穴(排水管と穴の隙間)
壁との間には必ず隙間が生じています。この隙間が、格好のゴキブリの侵入口になってしまいます。隙間はパテなどで埋めるようにしましょう。
有効なゴキブリ駆除
ゴキブリの侵入口をふさいだら、すでに家の中にいるゴキブリを駆除します。
主な駆除方法としては薬剤による駆除となります。
〔主な駆除剤、駆除グッズ〕
- スプレー式殺虫剤
- 置き餌式殺虫剤(ベイト剤)
- 燻煙式殺虫剤
- 待ち伏せ式殺虫剤
- 忌避剤
- 粘着式駆除グッズ
この中で、中心的に使用すべきなのは「置き餌式殺虫剤(ベイト剤)」です。置き餌式殺虫剤(ベイト剤)はゴキブリの卵まで駆除できることができます。
ゴキブリを完全に駆除できたとしても、卵を残しておくと、やがてそれが孵化してゴキブリとなり、そのゴキブリがまた繁殖してしまいますので、完全な根絶ができないため、卵もすべて駆除することが重要なのです。
卵を駆除することができる置き餌式の殺虫剤を選ぶ場合はフィプロニルの成分を含むものを選ぶ必要があります。
フィプロニルはゴキブリの神経系にダメージを与える毒物で、卵をもっているメスがこの薬剤の影響を受けるとその卵にも作用します。
また、置き餌式殺虫剤(ベイト剤)を食べたゴキブリが巣に戻ったところで死んだ場合、ゴキブリは仲間の死骸も食べてしまう習性があるため、巣の中のゴキブリも一緒に駆除できるのです。
まとめ
「家にゴキブリが出る理由と対策」についてまとめてみましたが、すぐに実行できることは、まめに掃除をしてゴキブリが好きなものを出しっぱなしにしないことでしょう。
しかし、それだけでは生命力が強いゴキブリは目の前からいなくなりません。
あらゆる外からの進入経路を絶ち、様々な薬剤を使うなど複数の手法を使って、やっとゴキブリが出ない家にすることができるのです。
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