ゴールデンレトリバーの飼い方 性格 病気などの注意点(Q&A)

19世紀までのゴールデンレトリバーの歴史は、よくわかっていません。
サーカスで活躍したロシア犬が先祖という説もありますが、スコットランドの愛犬家が1865年に購入したウェイビー・コーテッドレトリバーから生まれた黄色の毛の子犬が始祖という説が有力です。
その後、ツウィード・ウォーター・スパニエルを交配し、生まれた犬を土台にアイリッシュ・セッターやブラッドハウンドなどと交配を重ね、19世紀末頃に現在のゴールデンレトリバーにほぼ近い形になったようです。

外見が似ていることとその賢さ、人懐こくフレンドリーな性格でイギリス原産であることからラブラドールレトリバーの長毛タイプと誤解されることも多いようですが、ゴールデンレトリバーはラブラドールレトリバーとは成り立ちが異なります。

1903年にはイギリスケンネルクラブに最初に公認された時、ゴールデンレトリバーはフラットコート・ゴールデンという名前を与えられていましたが、1920年にゴールデンレトリバーという正式名称になりました。

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ゴールデンレトリバーの特徴

ゴールデンレトリバーは体高より体長がやや長い大型犬で、バランスが取れた体つきです。体高51~61cm、体重24~34kgです。
三角形の垂れ耳で、目はアーモンド型でやさしげです。毛色はゴールドまたはクリームの色調に限ります。

ゴールデンレトリバーの性格

ゴールデンレトリバーは大変賢く気性が穏やかで、洞察力があり、人にも犬にもフレンドリーです。
家族に対しては大変愛情深く、人のそばにいたがる性質ですので、盲導犬や介助犬としても優秀です。また、狩猟犬としても優秀で水に強く、猟師が撃ち落とした獲物をすばやくみつけて持ってくる能力に長けています。

このように優しく活発な一面を持っているため、しっかりとしつけられたゴールデンレトリバーは、子供の遊び相手に最適です。

ゴールデンレトリバーの飼い方

ゴールデンレトリバーは長毛犬で体が大きい割には、毛の手入れはそれほど難しくありません。ダブルコートですので、月に1~2度のシャンプーや週に数回のブラッシングを行う必要があります。


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体力があり活発な性格のため、毎日の十分な散歩が必要です。若く健康なゴールデンレトリバーは朝晩1時間ずつの散歩でも足りないかもしれません。
好奇心も旺盛であるため、可能な限り散歩の中に、ボール投げなどの遊びの要素を取り入れてあげると喜びます。

ゴールデンレトリバーは素質として社交的で、人や他の犬との触れ合いを非常に強く求めます。さびしがりやの性格のため、孤独な時間が長いと問題行動を起こしてしまいがちな犬種でもあります。
こうした問題を起こさないためには、幼いころから社会性を十分に身につけさせる必要があります。

ゴールデンレトリバーの気を付けたい病気

ゴールデンレトリバーは股関節形成不全などの足の病気や血液の病気などに注意が必要です。また食欲が旺盛なため、一気に食事を食べて、胃捻転や腸ねん転を起こすことがあります。
ストレスがたまっている時など、食べ物以外のものを飲み込んでしまうことがありますので、注意が必要です。

ゴールデンレトリバーの価格

子犬の価格は約20万円位です

※一般的に子犬の価格は犬種スタンダードに近いかどうか、血統、顔、毛色、体の大きさ、月齢などの要因で変動します。

ゴールデンレトリバーの概要(Q&A)

  • 体重:24~34㎏
  • 原産国:イギリス
  • かかりやすい病気:足の病気、血液の病気
  • 暑さ寒さに強い?:普通
  • 運動量:1日2回の散歩で1回1時間(個体による)
  • 毛の手入れは?:小まめなブラッシングが必要があります
  • 初めて犬を飼う人向き?:性格が温厚なため向いていますが、体力があるので取り扱いに注意が必要です
  • 留守がちな人向き?:向いています
  • 高齢者や子供がいる家庭向き?:向いています
  • マンションでの室内飼い向き?:体が大きいことと、長い時間留守にしていていると無駄吠えをすることがありますので、集合住宅で飼うことはあまり向いていません。
  • 平均寿命:10~12歳
  • 飼い主によくなつく?:よくなつきます
  • しつけはしやすい?:物覚えが良く、温厚な性格のため、しつけはしやすいです


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