シュナウザーにはジャイアント・スタンダード・ミニチュアと3種類があります。
すべての元になったのはスタンダードシュナウザーです。このスタンダードシュナウザーは19世紀に交配された犬種ですが、これを小型化したのがミニチュアシュナウザーです。
元々、スタンダードシュナウザーはドイツの農場で家畜の番をしたりネズミ駆除や輸送時の家畜の誘導、小さな荷車を引くなど、使役犬として様々な働きをしていました。
そのスタンダードシュナウザーとアーフェン・ピンシャーを交配されたのがミニチュアシュナウザーとされています。その後、アメリカにわたってから一層の改良が進み、小型化のためにプードル他いくつかの犬種も交配されて、現在のミニチュアシュナウザーの形に固定化されました。
日本に入ってきたのは戦後間もなくですが、家庭犬として飼われるようになったのは1960年代からです。
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目次
ミニチュアシュナウザーの特徴
ミニチュアシュナウザーは賢く、好奇心が強く、遊び好きで、警戒心が強く、家族にはよくなつきますが、頑固な面があります。正しくしつけられたミニチュアシュナウザーは、子供の良い遊び相手にになります。
警戒心があるため無駄吠えをすることがありますが、人に良く従うため、十分訓練すれば無駄吠えはしなくなります。
規則正しい生活を好み、ご飯や散歩の時間が決められている方がストレスを感じません。
ミニチュアシュナウザーの容姿・体格
ミニチュアシュナウザーとはドイツ語で「小さい口ひげ」という意味です。
ミニチュアシュナウザーは見てのとおり老練な紳士のような顔と正方形でがっしりした体格で体重は4~8kgです。
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ミニチュアシュナウザーの飼い方
ミニチュアシュナウザーの体はがっしりとした筋肉質で体力はありますが、1日2回で30分から60分程度の散歩と、室内の遊びで十分です。
毛質はダブルコートですので、美しい外見を維持するためには、週に数回のブラッシングが必要です。トリミングでは手足と眉上、ひげを長く伸ばして整えるカットをすると、この犬らしい魅力が出ます。最近では目の上の毛を長いまつげのようにカットするのが流行りです。
ミニチュアシュナウザーの毛色
- ホワイト
- ブラック
- ソルトペッパー
- ブラックシルバー
ミニチュアシュナウザーの気を付けたい病気
ミニチュアシュナウザーは眼病にかかりやすいことで知られており、若年性白内障となるケースがあります。
また、尿結石ができやすい傾向があります。その他、腎臓病や膀胱炎になることも多いですので、注意が必要です。
ミニチュアシュナウザーの価格
子犬の価格:15万円~30万円
※一般的に子犬の価格は犬種スタンダードに近いかどうか、血統、顔、毛色、体の大きさ、月齢などの要因で変動します。
ミニチュアシュナウザーの概要
-
- 体重?:4~8㎏
- 原産国? :ドイツ
- かかりやすい病気?:目や耳の病気、腎臓病、尿結石、膀胱炎
- 寒さに強い?:普通
- 運動量:1日2回の散歩時間合わせて30分~60分程度(個体による)
- 毛の手入れは?:週に数回のブラッシング及び定期的なトリミングが必要
- 初めて犬を飼う人向き?:正しいしつけができれば問題ありません
- 留守がちな人向き?:正しいしつけが必要です
- 高齢者や子供がいる家庭向き?:活発なので子供のよい遊び相手になります
- マンションでの室内飼い向き?:無駄吠えをすることがありますので、しつけが必要です
- 平均寿命?:12~15歳
- 飼い主によくなつく?:よくなつきます
- しつけはしやすい?:頑固な面があるので、正しいしつけをすることが必要です
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