そもそも、インフルエンザとは何?
冬が近づくとインフルエンザ大流行などというニュースを毎年のように聞きますが、予防接種はしていますか?
そもそもインフルエンザはウイルスの一種であり、のど、気管支、肺に感染し、急激に増殖することによって発病します。
発病すると突然38℃以上の高熱が出て、頭痛、関節痛、筋肉痛など、体全体がだるくなどの症状が強く出ます。
このため、子供や高齢者など体力がない人が感染すると、合併症を引き起こし、死亡することもある、怖い病気です。
スポンサーリンク
インフルエンザは犬もかかる?
元々は馬のインフルエンザウイルスだったものが、馬から犬へ感染して変異したものが犬インフルエンザだと考えられています。
このインフルエンザは犬にだけ感染するインフルエンザで、感染ルートとしては人間のインフルエンザと同じで犬の咳やくしゃみなどの飛沫感染に加えて、唾液や排泄物などの接触による接触感染によってもうつる可能性があります。
この犬インフルエンザは、 今のところ犬から人へうつることはないそうです。
ただし、インフルエンザは突然変異することがありますので、今後も犬から人への感染はないとは言い切れないかもしれません。
犬インフルエンザの症状は?
犬のインフルエンザの症状は人間と同様に、咳や鼻水が出て、食欲がなくなり、高熱が出るといった症状があらわれます。
重症化すると肺炎を起こすこともありますが、死に至ることは少なく、個体によってはインフルエンザウイルスに感染しても症状が出ないということはあるようです。
流行している時期は、ドッグランや公園といった複数の犬が集まるようなところは極力行かないようにしたほうがよいです。
スポンサーリンク
犬インフルエンザの予防法
犬のインフルエンザを予防するためには「ストレスを溜めない生活」「バランスの良い食事をとる」「体を冷やさない」「ワクチンを打つ」などの方法があります。
ワクチンにつきましては、犬のインフルエンザに効果があるのは五種(五種類の感染症に効果がある)以上の混合ワクチンです。
ただ、ワクチンの接種につきましては、高齢であったり、具合が悪い時に無理にワクチンを打つのは危険ですので、獣医さんとよく話し合って決めましょう。
人間のインフルエンザは犬にうつる?
人間のインフルエンザが犬へ感染した例がアメリカと中国で報告されています。
人間から犬にインフルエンザが感染したと報告されている症例では、犬は軽い呼吸器症状のみで重症化はしなかったそうです。
また、日本でも、犬から人間のインフルエンザ抗体が見つかっており、感染の事実があることは確かなようです。
このように、人間から犬へインフルエンザが感染しても、比較的症状が軽いことが多いようです。このため、実は知らない間に、もっと多くの犬がインフルエンザに感染しているのかもしれません。
まとめ
日本では今のところ発症例が少ない犬のインフルエンザですが、いつ流行するかわかりません。ただ、感染ルート、症状、予防方法については、基本的には人間のインフルエンザと似てますので予防することは特に難しいわけではないようです。
〔関連記事〕
●こちらの記事もあわせてご覧ください!
スポンサーリンク