世界一の地震大国の日本。残念ながら日本に住んでいる限り、地震から逃れることはできません。
地震がいつ、どこで発生するのかがわかれば、あらかじめ地震に備えて準備することができます。
しかし、現状では地震発生の時間、場所、規模まで予測することは難しいようです。
ただ、現在大きな地震がどのあたりで起きる可能性が高いというところまでは、予測できるようになっています。
この予測から、実際に地震が起きた場合、あらかじめ何らかの対策をとっていた場合は何もしなかった場合に比べ、大幅に被害を減らすことができると言われています。
備えあれば憂いなしということで、今回は個人が地震に備えてできること、そして地震が起きたときに、まずやるべきことをまとめてみました。
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地震発生時、発生後の行動
まず身の安全を確保する
●緊急地震速報が出たり、地震の揺れを感じたら、身の安全を確保するため、家具などが倒れてもとりあえず安全なテーブルの下などに身を寄せて、揺れがおさまるまで様子を見ます。
●強い地震の揺れがおきると家具が倒れたり、窓ガラスが割れて危険なので、十分注意を払います。
火の元を確認する
●火を使っているときは、揺れがおさまってから、落ち着いて火を止めます。
●出火してしまった時は、落ち着いて速やかに消火します。
窓やドアを開け出口を確保する
●地震の揺れでドアや窓が開かなくなる可能性があるので、窓やドアを開け、いつでも避難できるように出口を確保します。
●慌てて外に出ると、屋根瓦や窓ガラスなどが落ちてくる可能性があるので、外に出る際は十分注意を払います。
正しい情報を得て、行動する
●テレビやラジオ、インターネット、消防、行政などから最新の正しい情報を確認し、正しい行動をとります。
避難する際は電気、ガスなどの安全確認を行う
●避難が必要となった場合、火災を防ぐために、電気のブレーカーを切り、ガスの元栓を締めてから避難します。
可能であれば、隣人の安否確認を行う
●自宅の安全を確認した後、可能であれば、近所のお年寄りなどの安否を確認します。
避難する際は塀や倒れる可能性があるものには、近づかない
●避難する際、屋外で地震に遭遇した場合は、塀などが倒れる可能性があるものには近づかないようにします。
子供がいる場合は非難時は必ず手をつなぎ、危険な場所に近づけないようにしましょう。
地震の後は火災や津波がおきる可能性があるので、速やかに安全な場所に避難する
●地震の後、大規模な火災がおきることがあります。火災の危険が迫ってくると感じたら、速やかに避難する必要があります。
※関東大震災では地震そのものでは亡くなった人よりも、地震の後で起きた大規模な火災で亡くなった人の方が圧倒的に多かったそうです。
●東日本大震災で経験したように、大きな地震の揺れを感じた場合津波が襲ってくる可能性があります。地震発生時に沿岸部にいる方は、速やかに高台などの安全な場所に避難しましょう。
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地震発生時における自宅での居場所別行動
地震が起きた時、自宅のどこにいた時なのかで、地震発生後の行動が異なります。
ただし、自宅のたどこにいても、慌てて外に飛び出さず、身の安全をはかりながら揺れがおさまるのを待つことが原則となります。
居間やリビングにいるときに地震が起きた場合
丈夫なテーブルや机などの下に入り、家具が倒れてきても下敷きにならないようにする。その際、物書が落ちてくることがあるので、座布団などで頭を守ろう。
寝ているときに地震が起きた場合
すぐに枕で頭を守りながらベッドや机の下に入り、揺れがおさまったら枕で頭を守りながら安全な場所に移動する。
台所にいるときに地震が起きた場合
揺れが小さい場合はすぐに火を消して、テーブルの下に入る。
揺れが大きい場合は、すぐにテーブルの下に入り身の安全を確保してから、揺れがおさまってから火を消す。
お風呂にいるときに地震が起きた場合
お風呂は狭く家の中でも安全な場所なので慌てて外に飛び出さないようにする。ただし、逃げ道を確保するため、ドアは開け、いつでも逃げ出せるように準備しする。
トイレにいるときに地震が起きた場合
トイレは狭く家の中でも安全な場所なので慌てて外に飛び出さないようにする。ただし、逃げ道を確保するため、ドアは開け、いつでも逃げ出せるように準備しする。
地震発生時における外出先居場所別行動
屋外、特に地震発生時、市街地にいる場合、上から何か落ちてくるのか予想がつきません。
また、地震が原因の事故が起きたり、人々が パニック状態になることもあり得ます。
身を守るには空地などへ速やかに避難することが大切です。
繁華街・ビル街にいるときに地震が起きた場合
繁華街やビル街では、ガラスの破片や看板などの危険物の落下がある可能性が高いので、頭をカバンなどで保護して、近くの建物や空地へ避難します。
道路にいるときに地震が起きた場合
ブロック塀、門柱、自動販売機などは倒れやすいので近づかないようにしましょう。瓦やガラスなどの落下物、電線にも注意が必要です。
エレベーター内にいるときに地震が起きた場合
エレベーターを最寄の階で止めて降りることが最善ですが、ドアが開かないことがあります。この場合はビルの管理者に連絡をとり、救助を待ちます。
沿岸部にいたときに地震が起きた場合
すぐにその場から離れて、安全な高台へ速やかに避難します。
まとめ
「地震が起きたときにどう行動するか」何も考えていないと、実際大地震が起きたとき、パニックになりケガをしてしまうようなことになるかもしれません。
普段から家族(特に子供さんを交えて)で「地震が起きたときにどう行動するか」を話し合っておきましょう。
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