犬の寿命は一昔前に比べ、飛躍的に延びています。その要因としては、医療技術の向上、食事の改善、ワクチン接種率の増加、生活環境の向上などがあげられます。
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大型犬の寿命
犬の平均寿命は伸びているのですが、小型犬のトイプードルやミニチュアダックスフントで14~17歳が寿命に対し、ジャーマンシェパードやラブラドールレトリバーなどの大型犬の寿命は10年そこそこです。
同じ平均寿命でも、犬のサイズによって随分と異なります。特に大型犬は短命であるといわれていますが、大型犬の代表的な犬種の平均寿命は以下の通りです。
・ラブラドールレトリーバー:12~13歳
・ジャーマンシェパード :10~12歳
・ロットワイラー :8~10歳
・グレートデン :6~8歳
平均して大型犬の寿命は短いことがわかりますね。
世界で一番体高が高い犬として知られる超大型犬のグレートデンの平均寿命は、小型犬の平均寿命と比べて、約半分しかありません。小型犬に比べると随分短いですよね。
大型犬の寿命が短いことの要因として、体の大きさの割には心臓や肺が弱いため、体内に十分酸素が行きわたりにくいため、細胞の老化が早まる、ガンやその他の様々な病気になる確率が高いことから、大型犬の寿命は小型犬に比べ短くなる原因と言われています。
大型犬をできるだけ長生きさせる方法
小型犬よりも寿命が短いと言われている大型犬を長生きさせるには、どうすればよいでしょうか?
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- 予防接種は、毎年必ず受けることと、フィラリア症予防薬は必ず服用させる必要があります。
- 散歩は毎日十分にさせましょう。散歩をすることで、運動量が確保できるだけでなく、ストレス解消にもつながります。
- 食事の質と量を調整し、適正な食事を与えましょう。栄養過多や肥満は様々な病気やケガの原因となります。
- 屋外で飼うよりも室内で飼った方が、温度変化も少ない環境なので体への負担が軽くなるなど、生活環境の改善につながります。
- 去勢や避妊手術をすることによって生殖器関係の病気のリスクを減らすことができます。
シニア犬とは
犬は「シニア犬」と呼ばれるころになると病気にかかる頻度が増えてしまうことは事実です。
一般的に、「シニア犬」と呼ばれるのは、小型犬なら9~13歳、中型犬なら9~11歳、大型犬なら7~10歳、超大型犬なら6~9歳くらいからだと言われています。
大型犬に限らずシニア犬になったら健康診断
犬の体調の変化は普段の様子をしっかりと見ていないとなかなか気付けません。また、自分でケアをしていても、重病化していることも多いようです。そのため、1年に1回、老犬になってきたら半年に1回は健康診断で診てあげるようにしましょう。
大型犬がシニア犬になった時に気を付けたい食事
シニア犬への食事の与え方で大切なことは、①暖める ②水分量を増やす ③脂肪を増やす です。
栄養状態が悪くても過度であっても犬は短命であることがわかっています。
エネルギー過剰摂取によるは肥満は、様々な病気の要因となりますが、加齢で関節の弱ったシニア犬には更なる関節への負担となりますので、体重をコントロールができる食事を与えることが大切です。
まとめ
愛犬にはできるだけ健康で長生きしてもらいたいものです。大型犬は小型犬に比べ、老化の進み具合が少し早く、大きな病気にもかかりやすいようです。しかし、大型犬の中でも長生きする犬はいるようです。
うちの犬は大型犬だから長生きはしないというように決め付けないでください。早めにケアをすれば小型犬と同じくらい長生きしてくれるかもしれません!
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